大牟田のソウルドリンク「オームリンゴ」。
惜しまれつつも2012年に終売しましたが、「あの味が恋しい」というラブコールを受け続け、社内で復刻を計画、1カ月限定での販売を行いました。
製造現場のスケジュールを調整し、なんとか生産体制を整え、5週合計1万本の限定販売予定としていました。しかし、想定を上回る反響があり、初週で想定以上の本数が販売され、数分で陳列棚からなくなってしまいました。オームリンゴをできるだけ多くの方にお届けできるように製造量をMAXまで高め、お盆明けに終了しました。
販売終了した後から現在も「探し回ったけどなかった」と残念がる声や、「また飲みたいけど販売しないのか」というご意見やお問い合わせ、ありがたい感想をいただいています。

オームリンゴは乳飲料のため、賞味期限が短いです。
オームリンゴファンの方の中には「自宅で冷凍保管している」といった方もいらっしゃったようです。（冷凍ストックによる「オームリンゴ」の品質は保証いたしかねます。）
手軽にストックでき、時期を問わず楽しめる手段として「アイスにしたらどうか」という案が浮上しました。
地方発送する際、通常のオームリンゴだとどうしても賞味期限の問題もあり、お届け日を限定する必要がありました。ですが、アイスにすると乳飲料より発送しやすく、受け取る人もストックしやすいのではないか、と考えたのです。

時を同じくして、大牟田市から「高校生が主役のイベントを2月に開催する。ぜひ地元企業として高校生とタッグを組み、イベントに参加しないか？」という提案をいただきました。
そこでオームリンゴのアイス化計画が始動しました。

福岡県立ありあけ新世高校とコラボすることになり、高校内で参加したい生徒さんを募集しました。25名の生徒さんが集まり、商品開発チーム、パッケージデザインチーム、販売PRチームの3つのグループに役割分担しました。

「オームリンゴ」だと納得しても、次はアイスとしての力量も求められます。そもそもオーム乳業ではアイスは製造できません。そこで、オーム乳業の得意先のひとつで、大牟田市の近隣 熊本県山鹿市にある株式会社パストラルさんに製造をお願いしました。

アイスそのものの試作を行いながら、並行して商品のネーミングやパッケージのデザインを生徒さんたちと考えました。
ネーミング案は約20個ほど。この中から選定していき、大牟田らしい言葉が入った「ぎゃんうまか～!!アイス」に決まりました。
ネーミングが決まると、次はネーミングを基にパッケージデザインを具体化していきます。アイスのフタは小さいのですが、その中にアイデアを詰め込んでいきました。

プロジェクトを進めていく中で気づいたことがありました。
「実は高校生たちはオームリンゴを飲んだことがない…」
終売から10年のブランクは大きく、ジェネレーションギャップを痛感した瞬間でもありました。

しかし、親の世代の懐かしいドリンクではなく、若い世代の方々にも「昭和のエモい」大牟田の新スイーツとして、この味が「地元の味」として受け継いでいってもらえないか、と思います。

ぎゃんうまか～!!アイス動画

ありあけ新世高校の販売PRチームが作成しました！

商品情報

種類別	アイスミルク
成分	無脂乳固形分　8.5% 乳脂肪分　3.0%
原材料名	牛乳(国内製造)、砂糖、水飴、乳製品、リンゴ果汁／安定剤(大豆多糖類、増粘多糖類)、乳化剤、酸味料、香料、着色料(紅花色素)、(一部に乳成分・りんご・大豆を含む)
内容量	120ml
保存方法	要冷凍　－18℃以下
JANコード	4970150 430124
販売者	オーム乳業株式会社 福岡県大牟田市新勝立町1-38-1
製造所	株式会社パストラル 熊本県山鹿市鹿本町来民1929-2
アレルギー物質	乳成分、りんご、大豆
栄養成分表示 (1個当たり) ※推定値	エネルギー　120kcal たんぱく質　3.4g 脂肪　3.7g 炭水化物　26.8g 食塩相当量　0.1g

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